カミソリ負けにオロナインが効く？何日で治る？効果や真偽を解説

うっかりやってしまったカミソリ負け、痛いですよね……

肌の痒みや痛み、ブツブツならまだしも、ひどいと血が出てしまうこともあるカミソリ負け。

この症状にどこにでも売っている「オロナインH軟膏」が効果的、という口コミがインターネットで広まっています。

いつでも手軽に入手できることから、オロナインH軟膏が家に常備されている人も多いのでは。
今回は、オロナインH軟膏でカミソリ負けに対策できるのかチェックしていきましょう。

カミソリ負けの症状は？

カミソリの使用は肌への負担が大きく、さまざまな予期せぬトラブルを引き起こす恐れがあります。

よく起こる一般的なトラブルを総称して「カミソリ負け」と呼ぶのです。

ここでは、カミソリ負けの症状には具体的にどのようなものがあるのかを確認していきましょう。

血が出る

最も分かりやすいのが出血でしょう。

肌には、ヒトの目で分からないような細かな凸凹があります。カミソリの刃が凸凹にひっかかることで肌を傷つけてしまうのです。

ヒリヒリ感やかゆみ、赤み

カミソリでの自己処理は、当然ですが肌に直接刃を当てて毛を剃り落とすことになります。

皮膚はいくつかの層に分かれており、その一番上には「角質層」が該当します。角質層は皮膚を守るバリア機能を果たしているのですが、カミソリを当てて滑らせることでこの角質層も失われるため、乾燥や炎症を招きやすくなるのです。

ヒリヒリ感やかゆみ、肌の赤みはこれが原因で起こります。

赤いブツブツ

カミソリでムダ毛処理をした後、小さな赤いブツブツを見つけたことはありませんか？

これもカミソリ負けの症状です。

先ほどお話した角質層が失われたり、細かな傷がついたりすると、肌が弱まり細菌が入り込みやすくなります。

細菌が入り込むと炎症が生じ、毛穴を中心に赤いブツブツができてしまいます。

オロナインH軟膏はカミソリ負けに効く？

画像引用：オロナインH軟骨

カミソリ負けの症状とその原因が分かったところで、ここからが本題です。

オロナインH軟膏がカミソリ負けに効果を発揮してくれるのか、その効能や成分を踏まえてチェック！

オロナインH軟膏の主成分は？

オロナインH軟膏の主成分は「クロルヘキシジングルコン酸塩」と言われるものです。広範囲の微生物に作用する殺菌・消毒薬として、市販薬のみならず医療施設でも頻繁に用いられています。

殺菌したい部位に塗り込むことで傷口を消毒し、可能を防ぐことができます。

また、皮膚の保護を目的として保湿成分も配合されています。

• グリセリン
• オリーブ油
• ワセリン

いずれも体への安全性が高いものですので、小さなお子様にも使うことができます。

オロナインH軟膏の効能は？

オロナインH軟膏のおもな効能や効果は、以下の通りです。

• にきび、吹出物
• はたけ（小児にできる白いカサカサした湿疹）
• 軽いやけど
• ひび、しもやけ、あかぎれ
• 傷
• 水虫（じゅくじゅくしていないもの）　など

参考：大塚製薬公式サイト「オロナインH軟膏」

オロナインH軟膏を使えば傷の殺菌ができることはもちろん、殺菌成分によりカミソリ負けによって生じるできものを抑えられるでしょう。

また、保湿成分が含まれているため、肌の乾燥を抑えてヒリヒリ感やかゆみといった症状を和らげながら直すことも可能です。

オロナインH軟膏でカミソリ負けの応急処置を行うのは、とても合理的と言えるでしょう。

オロナインH軟膏の使い方

カミソリ負けしてしまった場所を清潔にしたら、その患部に少量を軽く塗りましょう。

傷口を消毒して化膿を防げます。

ヒリヒリしたりかゆみがあったりする場合は、少量を軽くすり込むようにして塗ります。べとつきが気になる場合はタオルやガーゼなどで拭きとりましょう。

カミソリ負けは何日で治る？

カミソリ負けは重い肌トラブルではないため、すぐに対処すれば当日中には目立った症状を感じなくなることもあります。

もし2日～3日オロナインH軟膏を塗り続けても症状が治らない場合は、皮膚科を受診して専門医の判断を仰ぎましょう。

カミソリ負けする原因は？

カミソリ負けを治せるからといって、漫然と自己処理をし続けるのはNG。

極力カミソリ負けを起こさないようにするために、肌ケアをきちんと行って予防を心がけましょう。

肌の乾燥を防ぐ

肌が乾燥すると、本来持っているはずのバリア効果が失われ少しの刺激にも敏感に反応しやすくなります。

日ごろから保湿ケアを行い、カミソリ負けのリスクを防ぎましょう。

カミソリを定期的に交換する

カミソリやその刃を交換せずに長期間使用するのはNG。

目に見えない菌がたくさんついているので、カミソリを使った時に炎症を引き起こしやすくなってしまいます。

また、長期間使ったカミソリは刃の切れ味が悪くなっているため、なめらかに肌を滑らせることができず肌が引っ張られて傷つく恐れがあります。

3カ月程度を目途に定期的な交換を心がけましょう。

湿気の多い場所で保管しない

お風呂は湿気が多くこもりやすいうえ、温まりやすいという雑菌の繁殖には最適の空間です。また、水気はサビも招きます。

サビやゴミ、剃った毛の残りに加え雑菌までついているとなると、カミソリの刃はたいへん不衛生です。

お風呂場に放置するのは避け、水気をていねいに拭き取って湿気の少ない場所に保管しましょう。

シェービング剤を使う

肌が乾いた状態でカミソリを使うと、刃が肌に直接当たるため肌に大きな負担がかかります。

カミソリ負けも起こしやすくなるので、肌の負担を減らすためにも必ずカミソリでの自己処理ではシェービング剤を使いましょう。

カミソリ負けにはオロナインH軟膏が効果的

カミソリを使った自己処理をしていたら、誰でも一度はカミソリ負けを体験したことがあるのではないでしょうか。

対した痛みでもないし、と侮ってはいけません。肌のダメージが重なると雑菌による炎症を招きやすくなりますし、傷が深いと痛んだ場所に跡が残ってしまうかもしれないのです。

オロナインH軟膏が常備してある家庭も多いでしょう。やっちゃった！　と思ったら、すぐに軟膏を使って対処しましょう。